2021年9月11日、私は神奈川県箱根にて高さ20Mほどの山から転落し、命を落とす寸前となる経験をしました。
谷底に落ちてからの3日間は独り、小雨や山の冷気に凍え、変な方向に曲がった手足を引きずりながら、わずかに水音の聞こえる石段の上へ首の力を使って這って移動し、死魚の浮く汚染水をすすって生き長らえていました。
「ブーブー」とバイブ音の鳴り止まないスマホは落ちた衝撃で潰れ、画面が暗転しているので機能しません。
直球で言ってしまえば、数分刻みでやってくる骨折の激痛に耐えながら、登る日も沈む日も拝むことができず、ただ”その時”を待つ日々でした。
余談ですが、書の表現において一定良しと思える作品を書けた時期だったこともあり、これもまた運命かと受け入れていた事もよく覚えています。
あれからちょうど5年という年月が経ち、怪我による傷跡や後遺症は残るものの、こうして宮古島という離島で普通に仕事や生活をしていると考えると、これは常に胸に留めていることですが、「人生の延長戦を与えてもらった」と強く感じさせられるものです。
ありがたいことに島に来て2年目の今、仕事や島ライフを通して素晴らしいカメラマンとの出会いや、自分の活動に興味を示してくれる人や作品を依頼してくれる人との出会い、そして、まさにこのホームページを作っていただいたのも、この島で出会った素敵で優しいお兄さんのような方で、このブログの更新と共に公開に至りました。(実は、HPの形はすでに1年前からありました…)
記念といってはおかしいかもしれないけれど、改めて次にいつ”その時”が来ても悔いのないよう、初めて自分の遺書も書きました。
「もし、本当はあの時自分は命を落としていて、今見ているものが全て胡蝶の夢のようなものだとしたら、この遺書はいったい誰が見るんだろう、、。」そんな風に心の中でぼやきながら、また一つ決意を固めた夜でした。
【追伸】
本文は、公開するかどうか本当に何年も悩み続けた内容です。
この場を通して『空』という作家性を認知いただくと同時に、生み出される作品のご理解ご解読のサポートとなれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
空-koo-
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